企画内容
- 指名を受けた司会者が企画する。
- 基本的な企画は、司会者が話を聞きたい人にリクエストして話(+質疑応答)をしてもらうスタイル
- ただし、司会者が議論したいテーマに沿ったパネルディスカッション(複数のパネラーを呼ぶ)、あるテーマに沿った全員参加型企画(簡単な宿題を出して全員がそれを準備して答える)、司会者自らが皆に聞いてほしいことを語る会など、司会者が自由に決めてOK
- 司会者は次々回の司会者を決める(曜日が隔月で異なるため)
開催日程
第二週
奇数月:水曜 偶数月:火曜
12:00~13:00 (希望者の延長戦 13:30頃まで)@Zoom
発表(敬称略)
- 5/12 (水)内海(京都先端科学大) [司会:渡部]
- 6/8(火)藤岡(九州大) [司会:渡部]
- 7/14 (水) [司会:峠]
- 8/
概要
第一回 5月 12日(水)内海信幸 [京都先端科学大]
タイトル:原因となる気象システムに着目した降水の分類とその応用
概要: 降水をもたらす大気現象やそのメカニズムは主に大気科学の分野で研究が進められてきた一方、降水が地上に落ちてからの水の振舞いは主に水文学で扱われてきた。つまり、大気現象から陸域水文現象までを一連の影響の連鎖とみるならば、両者は伝統的に異なる分野で扱われてきた。大規模な大気現象と水文現象の間には、降水とそれをもたらす様々な気象システム(前線や台風など)が存在する。気象システムと降水を明示的に関連付けることができれば、大気科学と水文学それぞれで蓄積された知見を橋渡しし、大規模な大気・海洋現象から陸域水文現象までを一体的に理解するための手助けとなるはずである。
発表者は、降水の原因となる総観規模の気象システムを大気場格子点データから客観的に検出する手法の開発を行ってきた。発表では気象システムの客観検出手法やその応用研究について紹介する。
第二回 6月8日(火)藤岡悠一郎 [九州大学]
タイトル:東シベリアの環境変化と地域住民の認識
概要:気候変動や地球温暖化の影響により、シベリアなどの高緯度地方では永久凍土の融解が急速に進行している。環境変化に適応した生業・生活様式を検討し、社会的なレジリエンスを高めていくためには、地域住民や行政関係者、研究者などの多様なステークホルダーが現状や地域の課題を認識する必要があるだろう。本発表では、東シベリアのサハ共和国を対象に、現地の住民が地域で生じている環境変化をどのように認識しているのかを報告し、環境変化への適応策をどのように構築していけばよいか、皆さんと議論させていただきたい。
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